ぼく、私がみつけた「わらぐつの中の神様」(全14時間)
                                                 指導者 山田 英二

  ■ 指導案はこちら    1 指導計画、ねらい、評価規準(PDF)

                        2 本時案(PDF)
 


  ■ 単元について

1 研究課題
 子供たちが、自らの問いを窓口に課題を生み出し、仲間と読みを交流し合う中で「わらぐつの中の神様」に対する自分の読みを豊かにするには、どのような評価をすればよいか。
2 課題解明の手立て(評価、支援)
○ 一人一人の読みの違いや重なりを座席表に整理して示し、登場人物に対する互いの考えや疑問を聴き合う場を設定する。そうすることで、子供たちの間から追究してみたい読みの課題を生み出し、目的をもって読み深めようする意欲をもつことができるようにする。

○ 出来事や登場人物の人柄、心情の変化等を表す叙述への着目を促す一人学びガイドを活用しながら、読みの視点をもたせたり、個々の子供の読みをノートから見取り、仲間との対話の場を設定したりする。そうすることで、書き込みや自問自答の一人学びにおいて、どのような叙述に着目し、読み深めていけばよいか見通しをもつことができるようにする。

○ 2次の話し合いの課題において、子供たちの読みをノートから見取っておき、話し合いの中で全体に投げかけさせることで、課題に対する考えを深めさせたい。また、話し合いの中で生じた子供たちの新たな問いを引き出し、話し合うようにすることで、話し合いへの意欲を高め、さらに読み深めることができるようにする。

■ 単元構想(流れ)


第1次  自分なりの読みを生み出す
 □   1時間目 「わらぐつの中の神様」を読み、初発の感想を書く
 □   2時間目 初発の感想を交流し、単元の学習への展望を語り合う
 □ 3・4時間目 一人学び(書き込み)をする
 □ 5・6時間目 一人学び(自問自答)をする
 □   7時間目 話し合いの課題をつくる
第2次 仲間と読み深め合う
 □   8時間目 
       課題@「なぜ、大工さんはおみつさんの不格好なわらぐつを何足も買ったのか」につ いて一人学びをする
        (自分なりのの考えを整理し、もつ)
 □   9時間目 課題@について話し合う
 □  10時間目
       課題A「なぜ、大工さんはいきなり、おみつさんにうちに来てくんないかと言ったのか」について一人学びをする     
 □  11時間目 課題Aについて話し合う
 □  12時間目 課題B(新たな問い)について話し合う
 □13・14時間目 これまでの単元の学習を振り返る

《単元の学習の実際》

■ 第1次(自分なりの読みを生み出す)

○1時間目では、初発の感想を、感想と疑問に分けて書きました。(PDF一覧表)
○2,3時間目では感想の一覧表をもとに話し合い、感想や疑問の重なりや違いをとらえました。
  そして、一人読み(一人学び)の課題の見通しをもちました。
  また、ここでこの単元での一人一人の期待や願いを語り合いました。


 
           
                                                 (単元の展望を見合う子供たち)

○3〜6時間目の一人学びでは、「書き込み」と「自問自答」をしました。
  「書き込み」行間に感じたことを青、疑問を赤で書き込ませました。「書き込み」でその子なりのこだわりを
  見つけていきました。
  そして、「書き込み」後に、「自問自答」に取り組みました。
  この「自問自答」では、一人学びガイド(PDF)をもとに、書き込みで生まれた疑問や課題を問題にして
  自力で作品を読み深めていきました。
  ※子供たちが「自問自答」取り組んだ課題(PDF)


           
                                                 (書き込み後の振り返りの板書)

★一人学びの中で互いの考えを交流しあう、ペア対話の時間をもちました。
参考となった考えや友達の気付きは、ノートに 書き留めさせました。
ペア対話は、1対1でします。みんなが一斉に行うのではありません。

                

○7時間目、話し合いの課題を作りました。その手順としては・・・
 @一人学びの交流(読みの重なり、違いを意識する)
 A短冊に一人一人が、みんなで話し合ってみたいことを書く。
 B板書上で、課題の重なりなどをもとに話し合いながら、整理していく。

                 
       ※40人分の課題があります。似ているもの、同じ内容のものは重ねています。
 
 《話し合いで決まった課題》

課題@「なぜ、大工さんはおみつさんの不格好なわらぐつを何足も買ったのか」
 
課題A「なぜ、大工さんはいきなり、おみつさんにうちに来てくんないかと言ったのか」

■ 第2次(仲間と読み深め合う)

○8時間目では、話し合いの課題@についての考えをノートにまとめました。(一覧表PDF)

○9時間目では、
 課題@「なぜ、大工さんはおみつさんの不格好なわらぐつを何足も買ったのか」
 について話し合いました。
 
                   

○10時間目では、話し合いの課題Aについての考えをノートにまとめました。(一覧表PDF)

○11時間目では、
 課題A「なぜ、大工さんはいきなり、おみつさんにうちに来てくんないかと言ったのか」について話し合いました。
   
          


※写真をクリックしてみて下さい

                          
   今日の話し合いに向けて                   授業風景 課題についての考え

○12時間目では、これまでの学習、11時間目の話し合いから生まれた
 この話に出てくる「神様とは」について話し合いました。

○13,14時間目では、この作品から考えたこと、話し合いを通して心に残ったことを話し合いました。
 そして最後に、この単元の学習全体を振り返って、ノートにまとめました。